映画上映会
『アニマル ぼくたちと動物のこと』
【上映日時】7月28日(日)
1回目:AM10:00
2回目:PM5:30
*各回10名様限り
【料金】500円/人(頂く料金は全て環境団体に寄付致します。)
*商品のご購入などは必要ありません。どなたでもご覧いただけます。
【監督】シリル・ディオン
【出演】ベラ・ラック、ヴィプラン・プハネスワラン、ジェーン・グドール 他
【撮影】アレクサンドル・レグリーズ 編集:サンディ・ボンパー
プロデューサー:ギヨーム・トゥーレ、セリーヌ・ルー他
【原語】英語、フランス語
【原題】ANIMAL
【配給】ユナイテッドピープル
105分/フランス/2021年/ドキュメンタリー
6度目の大量絶滅はすでに始まっている。
ベラとヴィプランは、動物保護と気候変動問題に取り組む16歳のティーンエイジャー。自分たちの未来が危機にさらされていると確信している世代だ。過去40年間に絶滅した脊椎動物の個体数はすでに60%以上と言われ、ヨーロッパでは飛翔昆虫の80%も姿を消した。このことを科学者たちは「6度目の大量絶滅」と呼んでいる。気候変動に、6度目の大量絶滅・・・。50年後、人類は生存していないかもしれない。2人は何年も抗議行動、ストライキ、デモに参加し、環境保護団体等と関わってきたが、どれもうまくいかない。そこで映画監督で活動家のシリル・ディオンに後押しされ、気候変動と種の絶滅という2つの大きな危機の核心に迫ろうと決意した。
人間の果たすべき役割とは──
なぜ野生動物は姿を消しつつあるのだろうか?そして何よりも、どうすれば絶滅を食い止められるのだろうか?これらの答えを探るべく、2人は世界を巡る旅に出る。まず、古生物学者アンソニー・バルノスキーからは種の絶滅の5つの原因を教わる。それからインドの海岸ではプラスチック汚染について、フランスでは温室効果ガス排出量の約15%を占めている畜産業の実態を、ベルギーでは魚の乱獲問題を、パリでは著名な動物行動学者のジェーン・グドールから動物と人間の関係について学んでいく。また、野生動物に出会うべくケニアの大草原を訪れ、環境大国コスタリカでは現職大統領から自然再生のノウハウを学ぶ。2人は果たしてより良い未来のための解決策を見出せるだろうか?
映画鑑賞会
お店での映画鑑賞会を企画致しました。「無料で多くの人に!」とは言いたいのですが、店内での上映となり席数が限られますので、1名様1,500円とさせて頂きたくよろしくお願い致します。
*商品のご購入は必要ございません。10:00からの朝の会、そして17:30からの夕方の会となります。
観覧のご希望はお気軽にメール(info@comfort-mart.com)、或いはお電話(0594-23-3780)にてお知らせ下さいませ。
「どうして、この映画の映画鑑賞会?」
私の住む住宅地、空き家の数が増えてます。また同時に空き家が取り壊され、更地となり「売地」との看板が立った宅地も目立ってきました。「人口減は待ったなしだな」っていう感覚と同時に、新築が以前より建たない時代に入り、そういった新築物件のお施主様が主なお客様であるこのお店の将来、「相当暗いな」っていう印象なのです。だったら、リフォーム物件であったり、中古物件のオーナー様にターゲットを変えればいいじゃないかとは思いますが、世帯の絶対数が2023年の5,419万世帯から2040年には5,076万世帯となり、さらに年を追うごとに減っていくとの現実を示されると、このターゲット変更の結果もそう芳しくないことは明らかです。
ただ、世界で見ると人口は上り傾向。現在の80億人の世界人口、2086年頃には104億人に達するのです。人は増えますが、人口増加率は年々減り、2086年にはマイナスに転じるとのこと。
2086年だと、これから62年間は人が増え続ける訳ですから、海外に目を向け、輸出やそしてインバウンド需要を狙えばいいじゃないかとのもっともな議論、このお店だけでなく、日本の各地で聞くようになりました。ただこの議論、「2086年以降はどうするんだい?」ってことが含まれていない。つまり、「そういったことはその時考えればいいから」との先送りが前提となっています。62年って、あっという間です。僕の今の人生がちょうどそのくらいだから、今日生まれた子供が僕の歳になる頃の話と考えると、ぐっと身近に感じる。
何故だか減っていくのは人間だけじゃないのです。地球の微生物、そして動植物はものすごい勢いで減っていってます。もう様々なメディアで報じられている通り、1975年から2000年までの25年間に年間平均4万種、13分間に1種の生き物が絶滅しています。 その原因はすべて人間の活動。人間の活動が全て悪い訳じゃない。その中でも、行き過ぎた経済活動を支えるための私たちの活動が原因となっています。
- 森林のばっさいや開発
- 汚染
- 乱獲/密猟
- 外来種
- 原生林の放置
たとえ海外への拡販が成功したとしても、食物連鎖の下位にいる微生物、そして動植物がいなくなれば、私たちの生命が危うくなり、経済活動云々なんて言ってられる状況じゃないなんてこと、誰でも簡単に分かることです。
「自然とのパートナーシップ」と呼びかけるPP MØBLERのパンフレット
簡単に分かることなのですが、その簡単に分かることを経済に組み込もうとする動きはここ最近の話です。
微生物、そして動植物の命を無駄に犠牲にしてきた私たちの経済活動を見直し、持続可能なやり方で経済活動を進めることを経営方針の中心に据える企業が世界で増えて来ています。その中でも環境先進国である、北欧の国々にある家具ブランドはその考えを強力に推し進めています。
私たちがお店でご紹介するデンマークのカールハンセン&サンやPP MØBLERはそういった家具ブランドの中でも極めて強く推し進めているブランドになっています。
このお店はこういったブランドの商品をお求め頂くに値するお店なのでしょうか。
「エコ気取り」ではない地球環境に対する真摯な姿勢の有無が私たち販売店に求められ、そして将来を左右することになるのではないでしょうか。
この映画には地球環境に対するこれから私たちが起こすべきアクションの具体例の紹介はありません。すべて、過去のアクション、或いは継続して続いているアクションの紹介です。この映画をご覧頂き、このお店が行っていくこれからのアクションが私たちが現在取り扱う北欧ブランドに相応しいのかどうかを測るいい判断材料になればいいと思い、この映画をご紹介することにしました。
相応しくないとのご判断であれば、相応しくなるよう努力致します。また、相応しいとなれば、それを維持するため努力致します。そっとご意見をお聞かせ下さい。
今回お席の数が限られる関係で限られ皆様だけへの公開となり申し訳ありません。現在、全国の映画館で上映されています。機会があれば是非そちらでの観覧をご検討下さい。