私達が大切にしていること
私たちは中継地点です。
私たちは、家具製造者とお客様をつなぐ大切な中継地点だと思っています。
家具を製作する「つくる人」にはそのものをつくるに至った「思い」が必ずあると思っています。
それが意識的なのか、或は無意識なのか、私たちはまずその「思い」を知るように努力します。
そして、その「思い」に私たちが共感すればどんな努力も惜しまず、お客様にその商品を届けるためにがんばります。
傲慢な印象かもわかりませんが、私たちは「中継点」としてお客様にその「思い」を伝えなければならいない義務があると信じています。
ですので、私たちはその「思い」に共感する必要があります。
でなければ、伝えることできないのです。
「もの」の代弁者です。
家具は「もの」ですのでお客様とお話をすることができません。
その代わりに私たちがお客様とお話をします。家具自身が直接、お客様に伝えようとしているそのままを伝えるように努力します。
でなければ、私たちは嘘つきになってしまいす。
私たちの中には嘘つきは1人もいません。人に長所、短所があるように家具にも長所、短所があります。
お客様のライフスタイルの中でその家具を使う上で知るべき長所、そして短所をありのまま伝えるように努力致します。
古い家具についても代弁します。
当店ではすでにその家具を製作した「つくる人」に会えない古いものも販売しています。
その場合、一生懸命努力して、残っている文献、そして直接家具に触れることにより、つくる人の「思い」そしてその「思い」からつくられた家具が、お客様に伝えたようとしたことを知ろうとします。
ですので、私たちが感じる「思い」は想像の域を出ないこともあるかと思います。
大変申し訳ないと思っています。さらに、その想像の精度を高めるために努力致します。
修復で普遍的な価値を付加します。
家具の修復をさせて頂いています。それを毎日つかうことになるお客様のことを考えながら修復致します。
作られた時、その家具はある特定の人のある特定のライフスタイルに合わせて作られています。
当店が扱う古い北欧からの家具は日本とは体格の違う、そして違ったライフスタイルの人たちのために作られた家具です。
家具は「道具」です。どの世界、そしてどの時代にも普遍的に必要な道具の要素があると思っています。
例えば、耐久性等がそうです。修復する時、一番の優先順位は耐久性、2番目は使い勝手、そして3番目は美しさです。
これから時代が流れても変わらない価値を修復で付加していきます。
私たちとは違う人、そして違うライフスタイルのために作られた家具の修復です。
その家具の中で私たちにも普遍的に使える部分を残し、それ以外は私たちのライフスタイルに合うよう付加価値を付けて修復致します。
模造品は販売しません。
つくり手の思いが込められたものであれば、ヴィンテージ品でも新品でも販売致します。
例えば、イームズの椅子。レイ/チャールズ・イームズ、彼らは「ヴィンテージの方がほんものだよ」なんてこと、決して言ってないと思います。
それよりも、彼らの思いが伝わるものであれば、ヴィンテージでも新品でも構わないはずです。
私たちは中継地点です。決してつくり手の思いを湾曲してはいけないと思っています。ヴィンテージ品、そして新品を販売致します。
ですが、「模造品」は決して販売致しません。何故ならば、その模造品にはつくり手の思いは微塵も込められていないからです。
そして、お客様にもこの思いを伝えて行きます。作り手(家具製作者)と売り手(コンフォートマート)、そして買い手(お客様)が直線ではっきりと見える糸で結ばれる様、努力致します。
もし、この努力に至らない箇所がありましたらなんなりとご指摘下さいませ。