【宮崎椅子製作所】ISラウンジチェア
*上記商品写真のものはアームが「ウォールナット材」、フレームは「ナラ材」、そして生地は背面と座面の色違いで「2トーン仕上」の特別仕様です。通常は背面/座面は同じ生地となりますが、このように座面と背面の生地を変えることもできます(追加料金)。「2トーン仕上」についてはお気軽にお問い合わせ下さい。
ISラウンジチェアの考え方
「ノックダウン方式の家具をつくろう」が始まりです。このISラウンジチェア、実はノックダウン方式(組み立て式)の家具なのです。
「座面」、「背面」、「左フレーム」、そして「右フレーム」と大きく4つのパートに分かれます(ノックダウンの椅子ですが完成品でのお届けとなります)。組み立て式の家具の利点は大きく2つ、1つ目は工場で組み付けにかかる時間をセーブできる、2つ目は運送の時の梱包を小さくすることにより運送コストを抑えることができる、この2点において優れています。ですが、デメリットもあります。「組み立て前提」となると、それだけでデザインに制限がでてくる、そして強度。その2つを乗り越えて初めて、最初のメリットが生きて来るわけです。私達が宮崎椅子の発表会でこの椅子を最初に見た時、「この椅子が組み立て式ですか?」と驚きました。組み立て式と思わせない、組み立てされるそれぞれの部分が独立していなくてそれぞれの部分が1本の線で繋がっている感じです。その線というのがこの椅子をデザインしたイノダ+スバイエさんの椅子に対する考え方であると知ったのはもっとあとのことです。イノダさんは日本人、そしてスバイエさんはデンマーク人、ご夫婦でイタリアを拠点に勢力的にデザイン活動をされている方です。そのふた方が目指す椅子の形とは曲線だけでできている人間の身体にフィットする椅子は曲線であるべきであり、またその椅子の素材となる木も実は直線ではなくすべて自然な曲線の折り重なりからできるいる、だからその素材をいかす上でも椅子は曲線を主体にして作られるべきである、ということなのです。
直線的なラインを出す木加工より、曲線的なラインを出す木加工の方が大変な作業であることは、私達のように椅子製作に携わっていない者でも簡単に分かります。ですので、イノダ+スバイエさんが考える椅子を製作できる木工所というのは実は数が限られているのです。ノックダウン式でも耐久性は十分に、そしてデザインコンセプトをそのままに。このことが体現できた数少ない木工所が宮崎椅子製作所なのです。デザイナーから送られたデザイン画だけで椅子製作は開始されません。宮崎椅子の宮崎代表と工房の職人達がイノダ+スバイエさんと何度も工房で試作、変更を繰り返し、完成形に近づけていきます。そうしてできて椅子が宮崎椅子が作るISラウンジチェアなのです。
全体な印象が特徴的です。背面と座面を木製フレームが挟み込み、フレームに直接アームが取り付けられていることで、「いままで見た事のない椅子だな」との印象になります。
木のフレーム、横桟がそのまま後ろに伸び、後ろ脚へと変化しています。1本の横の材が横桟、そして脚となることで、椅子の全体的な繋がりを感じる事ができます。
正面から見るアームの先端は、まるでカッターナイフのように綺麗に削り出されています。コンピューター制御のCNCルーターという木工機械で加工されます、プログラミングの正確さ、そしてCNCで荒削りされた部品は人の手によって綺麗に研磨され完成部品となります。機械と人間が融合して初めて完成する美しいラインです。
CNCルーターの加工で刃先が多次元で動くことから実現できる有機的なラインがアームに集中しています。
ジョイント部分はもちろん強度が高くホゾ/ミゾ構造で作られています。
それぞれの部品の端は綺麗にラウンドされ、手触りは最高です。
アームの後端も綺麗にラウンド加工されています。
生地の縫製はシングルステッチよりも強度のある「ダブルステッチ」仕様で、糸のほつれも心配ありません。
座り心地
座面の膝裏部分とお尻部分の高低差が大きく、安楽性の高さを追求しています。
高低差があることにより、背中の体重がかかる背面のウレタンの硬さ、そして曲がり具合もきっちりと考えられ、適度に身体を休める事ができます。アームは適度な場所にあり、長時間座る際の腕の置き場を考える必要もありません。
選べる楽しみ
宮崎椅子製作所の考え方の中心に使う側の身になってものつくりを進めるというのがあります。1950年代当時、カイ氏がデザインされた家具の殆どは「チーク材」、「ローズウッド材」、そして「オーク材」が殆どでした。ですが、デザインされてから50年以上も経ち、使う人の好みも多様化する時代になりオリジナルの材種にこだわるのではなく、今使う人に照準をあて、使われるシーンで選んで頂けるように様々な材種を準備しています。
*現在、地球環境保全の立場から宮崎椅子製作所では「チーク材」、そして「ローズウッド材」での製造はしておりません。申し訳ございません。
また、数十種類の張り生地が用意されています。お好みの材種、そして生地で皆さまのお部屋にぴったりのコンビネーションをお選び下さい。
※クリックすると拡大します
価格
お値段はお選び頂く材種、そして生地によります。材種、そして生地のランク(AからD、そして本革、オイルレザー)による価格表は以下となります。
*価格は税込価格です。
*代引支払いのできる便での発送ができません。その関係でお支払いについては、銀行お振込、或はクレジットカード決済になりますこと予めご了承下さいませ。
*アーム部分は全てウォールナット材となります。
*ウォールナット材をお選び頂きますと、アームとしてフレーム共にウォールナット材となります。
さらに詳細な生地別の価格表はこちら<詳細価格表>をご覧下さい。
仕様等
デザイン | Inoda+Sveje(「イノダ+スバイエ」) |
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製造メーカー | 宮崎椅子製作所 |
製造国 | 日本(徳島県) |
サイズ | 横幅 730 x 高さ 730 x 奥行 720 x 座高 370 (mm) |
材 | 無垢天然木 |
材仕様 | アーム部分は全てウォールナットとなります。フレームはご希望の材をお選び下さいませ。 |
仕上 | 蜜蝋ワックス仕上 |
クッション中身主素材 | 発泡ウレタン |
座面下素材 | ダイメトロール |
保証 | メーカー保証1年 |
送料 | 別途 |
組立 | 完成品でお届け |
お届け納期
宮崎椅子製作所がお届けする商品のご納期は御注文を頂きましてから、3ヶ月から4ヶ月(製造スケジュールによりましてはこれ以上の納期)となります。
すべてのお客様について、すべての宮崎椅子製作所の商品について同じだけ、お届けまでにお時間を頂戴しております。お急ぎの中、お時間を頂戴してしまい本当に申し訳ございません。納期がかかってしまう理由を別ページで書かせて頂いております。下のバナーをクリック頂き、是非お読み下さいませ。「買って良かった」ときっと思って頂けるお品です。
事前のお約束がない限り、御注文後のキャンセルはお受けできない旨何卒ご了承下さいませ。御注文は慎重にお願い致します。お悩みの場合、どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせ下さいませ。喜んでお答えさせて頂きます。
御注文を頂きましたら、おおよその商品完成時期のご連絡をさせて頂きます(例:「2月下旬」等)。そして、商品が完成致しましたらまた改めてお届けについてご連絡をさせて頂きます。御注文からお届けまでかなりお時間を頂く事となりますが、ご満足頂けるお品をお届けさせて頂きますのご安心下さいませ。
送料/お届け方法
宮崎椅子製作所からの直送となります(搬入設置込便)。商品代金とは別に別途送料を頂いております。
(例)東京まで:税込10,835円/脚。
*地域によりましては、着時間帯指定が難しい場合がございます。予めご了承下さいませ。
必ずお読み下さい
- お届けさせて頂く宮崎椅子製作所の商品に商品保証書が付いておりませんが、メーカーの1年保証が付いております。何か不具合等がございましたら、私共にまずご連絡下さいませ。商品に不具合等が発生いたしましたら、その都度宮崎椅子製作所へと連絡をさせて頂き最善の対処をさせて頂きます。その他、商品のお取り扱いや商品保証についての詳細は<商品保証について>をご覧下さいませ。
- 本製品は天然木を使用しているため商品により一点一点の木目・質が異なります。持ち味としてご理解下さい。
- ご利用のモニターの設定により、色・素材の見え方などが実際の商品と多少異なる場合がございます。
- 本来の用途以外では使用をしないでください。
- 上記を理由とする返品・交換はお受けできません。