ロビーチェアについて

カリモク60のロビーチェア、その詳細を余すことなくお伝えします!
ロビーチェアのサイズ(単位:mm)




「スタンダードブラック」と「モケットグリーン」への汚れ
お客様からよく頂く質問の中に「汚れに強いのはどの張り地ですか?」或は、「モケットグリーンって汚れが付いたらすぐに取れますか?」等がございます。お答えはいつも、どの張り地でも汚れたらよく絞った雑巾ですぐにお拭き頂き、それでも取れない場合は中性洗剤を300倍程の薄めたぬるま湯に雑巾をひたし、よく絞ったうえで叩くように汚れた部分をお拭きくださいということです。
では実際どうなるのか、ロビーチェアの代表的な生地を使ってやってみました・・・。
実験はそれぞの生地にしみになりやすい素材、「ケチャップ」、「赤ワイン」、「コーヒー」を左から少量のせ
2分間待ち、かたく絞った雑巾で拭き取る形でおこないました。
スタンダードブラック

綺麗に拭き取れ、張り地にはなんの変化もありません
モケットグリーン

拭き取った直後は水のが染み込んだような跡が残っていますが、1時間の日陰干のあとは跡形もなく消えました。ただ、少しのしわと臭い(特にケチャップ)が残りました。しわは水を含ませたため、その部分だけ若干縮じんだんだと思います。ですが、実際は張り地はソファにピンと張られていますので、皺は気にならないと思います。
ロビーチェアの座り心地
「ニューモールドフレックスウレタン」が採用されています。

「スラブウレタン」のような多くの気泡がない「ニューモールドフレックスウレタン」密度が断然違います。このことにより
1)耐久性が格段の違います
2)比べて座って頂いた時の腰が全く違います
3)長時間座って頂いた時の身体への負担を軽減することができます


同じだけの力で握ると、その密度がはっきりわかります。
「ニューモールドフレックスウレタン」には穴があいています。

人間工学的に分析してみました。
いいソファの条件とは、足が楽で、上半身について立っている時の姿勢をどれだけ保させてくれるかということです。
○いいソファの目安
1)最終安定姿勢は腰椎の付近で軽く支えられて、背筋の伸びる感じのものがよい。
ネコ背になるふわふわ椅子は避けたほうがよい。
2)座面の奥行きが深すぎると、上体が背もたれに届かないので、ネコ背になっても疲れる。50cmが限度。
3)からだにピッタリ合ったギブスのようないすはよくない、動くためのゆとりが必要。
4)横幅は、内のりの広いゆとりのあるものを選ぶ。
5)見かけのクッションが厚くみえるものは、耐久性に注意。
材料のへたりを見込んで慎重に選ばないと失敗する。
6)座の前縁のかたくないものがよい。
7)背もたれの傾斜角度が110°を超えるものは、ハイバックで枕が必要である。
枕がないと首で頭の重さを支えることになるので肩がこる
(「インテリアの人間工学」渡辺秀俊 岩澤昭彦)
1)最終安定姿勢は腰椎の付近で軽く支えられて、背筋の伸びる感じのものがよい。
ネコ背になるふわふわ椅子は避けたほうがよい。

2)座面の奥行きが深すぎると、上体が背もたれに届かないので、
ネコ背になっても疲れる。50cmが限度。

ロビーチェアのシートクッションの奥行きは55cm。ですが、その下のフレームはの奥行きは50cm。ゆったりと座ると前に5cm程は身体がずれます。そして、フレームとの差「5cm」クッションですので、きっちり奥まで座った時にでも、クッションが折れて奥行くが50cmに近くなります。ソファに座る時常に身体は動いています。どんな姿勢でもサポートできるような寸法となっています。
3)からだにピッタリ合ったギブスのようないすはよくない、動くためのゆとりが必要。
4)横幅は、内のりの広いゆとりのあるものを選ぶ。

5)見かけのクッションが厚くみえるものは、耐久性に注意。
材料のへたりを見込んで慎重に選ばないと失敗する。

6)座の前縁のかたくないものがよい。

きっちり奥まで腰掛けたとき、そしてゆったりと座った時、共に臀部に緊張を与えるようなテンションはかかっていません。また、前縁はフレームではなくクッションですのでとても柔らかいです。。
7)背もたれの傾斜角度が110°を超えるものは、ハイバックで枕が必要である。
枕がないと首で頭の重さを支えることになるので肩がこる

実はロビーチェア、傾斜角度が105°とそれほど背もたれの傾斜角度が大きくはありません。もちろんハイバックである必要はまっくありません。ロビーチェア、ゆったりと休息をするソファというよりは、背筋を延ばしきっちりと座った方がいいソファなのです。つまり、下半身の負担の少なくできる姿勢を取ることが可能なすぐれたソファなのです。
※女性/男性そして体重/身長等で大きく変わってきます。是非、一度実際のロビーチェアに座り、座り心地はお試し下さい。
※上記記述は人間工学の一片を参考にしております。人間工学は学問として確立している分野です。
さらに深い内容をお知りになりたい場合は専門書が書店等にございますので、是非お読み下さい。椅子選びにきっと大いに役立つと思います。