【北欧家具】ハッチタイプ トールサイドボード　チーク材 デンマーク製
【商品説明】
大きなサイズのサイドボードはお部屋の主役になります。小さめのサイズの収納家具をいくつか置くよりも、このくらいの大きなサイズのサイドボードをどんと置いてみた方がなんとなくお部屋が落ち着くなんてこともあるんじゃないかといつも思い、買い付け先でこういったいいデザインのサイドボードを見つけるといつも我慢できず買い付けてしまいます。

実際には、こんなに大きなサイズのサイドボードをおいても平気なお部屋って、全国的に見てもかなり限られていること、知っています。でも、どうしてもいいデザインだと我慢ができないのです。

そして、このサイドボードは買い付けた時の状態があまりよくなかったので、お安く仕入れることができました。その状態から時間を掛けて一生懸命に修理修復しても、このお値段でお届けすることができるくらいお安く仕入れることができたのはラッキーだと思います。さて、その状態ですが、大きくは3点。1点目は天板にあるシミ。シミ落としや研磨でいくらがんばっても、どうしても除去できませんでした。その甲斐あってか、天板はツルツルでいい感じで仕上がりました。2点目は中央ハッチ部分の「ラッチ金具」。本来なら2本付いています。ですが、その1本が欠損してしまっています。理由は全くわかりません。買い付けた先のディーラーに尋ねても「？」です。新しいラッチに交換してもいいのですが、どうしてもこの「オリジナル真鍮金具」に拘りたかったのです。意味はありません。ただ、とても拘りたかったのです。何度か上から力を加え、開け閉めを繰り返しました。私達が考える耐久性はこの1本のラッチ金具だけで十分だとの結論に至りました。ですが、本来は2本あるところを1本でがんばってもらっているので、何度も力一杯の開け閉めを繰り返すと、外れてしまうかもしれませんので、開け閉めはできるだけ程々でお願い致します。もし、オリジナルを外し、新しいピッカピカの2本のラッチをご希望の場合はご注文の前にお知らせて下さい。無料で交換してお届けをさせて頂きます。もちろん、もとあったネジ穴は綺麗に塞いでお届けさせて頂きます。3点目は引き出し下の傷です。大きな打跡が連続して付いています。研磨でがんばりましたが、傷は相当深く、お写真の程度までが限界でした。よく、お写真をご覧んくださいませ。

このサイドボードのいいところ、大きくは2点（小さくは無数です）。1点目、脚のデザインです。説明はいらないと思います、複雑な構造を無垢アフロモシア材（アフリカンチーク材）で作り出し、美しさだけでなく、耐久性も実現している点です。三角構造を取り入れた強固な設計です。コンピューターもない時代、紙の上だけの設計でこれだけ美しく曲線美を作り出せる当時のデザイナーのセンスの良さには脱帽です。そして2点目は「戸袋」。開き戸の収まる箇所、袋状になっています。側板との収まり部分を見せていません。実はこの部分、どうしても隙間が出て来てしまうんです。それは木の収縮だったり、収納品の重さだったり、いろいろな理由で隙間が出て来ます。デザイナーの意図は分かりませんが、その隙間を「隠す」意味でもこの戸袋は有効です。そして、ただ単に隠すだけでなく、「魅せる」という意味も果たしています。実に美しいラインでこの戸袋が削り出されています。ほんとによく考えられています。随所に関心させられます。

小さな材のチップが数カ所あったりしましたが、そういった部分は綺麗に補修をしています。このサイドボードの美しさを損なう程のものではありません。ご安心くださいませ。