【北欧家具】チーク無垢材　ダイニングチェア 張替済
【商品説明】
デンマークから仕入れるヴィンテージのダイニングチェア、「これって、今もし作ったとしたら、どうなるだろう」と思わせてくれるものが沢山あります。多くの椅子、特に有名デザイナーが手がけた「名品」とされるものは復刻されています。でも、デザイナーが分からず、当時多くあった名作椅子の影に隠れ、目立たない椅子は復刻されません。この椅子はそんな多くの復刻されない椅子の中の一つです。

よく見ると、ほんとにいい椅子です。曲げ加工ができない材料としてチーク材は有名です。そんなチーク材を曲げて作ってあるかのように見せているこの椅子の背もたれ、いく層ものほんとに薄いチーク材のベニアを重ね合わせ、曲げることで出来る外側と内側の長さの違いを利用し接着することで、「曲木」として完成させ、まるで無垢材のように見せています。理論的には簡単です。でも、それを限られた機械しか持っていなかった当時の小さな工房がこの精度でやってしまう。デンマークにあった当時の家具製造の「やる気」は相当なものがあったと自然と想像できます。

曲げられた背もたれですが、肘掛としての機能もあります。座ると、背もたれの端はそっと肘を添えくらいの位置にきます。こんなことも考えて設計されたこの椅子。奥が深いです。

古い塗料は研磨で除去。その過程で小傷は消えてしまいます。収まり部分は検査済でしっかりと修復。座面のクッション素材は新調、もちろん生地も新しくしています。デンマークブランドのウール生地。仕上げはオイル仕上げです。