【北欧家具】【北欧ヴィンテージ家具】ゲタマ社 ウェグナーデザイン GE259 ビーチ材　張替済

【商品説明】
北欧ヴィンテージ家具、そしてウェグナーがデザインしたソファの中では定番中の定番、「GE259」。Daybed。2M程の大きな座面は大人3人が余裕で座れるサイズ。ご夫婦、そしてお子様2名の家族構成ならびっくりするほどぴったりなサイズ。座面がコイルスプリングタイプなところも大勢で座っ時の片落ちが少なくプラスです。背面を片手でひょいと跳ね上げれば、立派なベットの出来上がりです。背面に隠れているブランケットのロールをくるくると巻き出せば、少しの汚れは気になりません。このブランケット、クリーニングに出したんです。そうしたら、相当縮んでしまいました。巻きつけ棒の幅ほどあったブランケットが15cm程縮んでしまっています。それでも、使用上は問題ありません。取り外しお洗濯ができるこのブランケットは清潔さを保ちたいと思う方にはもってこい。

デイベットの修理／修復、いつもなら古い硬い塗膜を剥離材で剥がし、オイルで仕上げるのですが、今回はそうしませんでした。塗装を剥離するのを躊躇してしまうくらい、塗膜の状態がよかった。ただ、所々小さな傷があったので、塗膜を残しながら全体的に軽く研磨し、汚れ、そして深くない傷を除去。その上に再塗装を施しました。下地がラッカー塗料なので、馴染みのいい同じラッカー塗料で再塗装をしてあります。重ね塗りですが、塗料の剥がれ（密着不良）は心配ありません。艶のない上品な仕上がりになりました。軽く研磨しただけなので、深い傷は残っています。気になる程度ではないと思いますが、いつも全研磨に慣れてしまっている方からすると、やっぱり全研磨の方が綺麗な仕上がりになると思われるかもしれません。ただ、それでも相当綺麗です。よくよく画像をご確認下さい。

全研磨、電気は使うし、ゴミは出るし、身体の負担も大きい。また、剥離材を供用するので、水に流さないようにはしますが、グロテスクな剥離された塗料と剥離材を処分しないといけません。全研磨をする理由は、そうしないと使えない状態だからです。もう数十年も使われた家具です、表面はガタガタであることは当たり前。それと同時に機能面もガタガタの場合が多い。機能面を直そうとすると、どうしても表面に負担が出てしまうことがあり、全研磨へと駒を進めないといけなくなることがほとんど。

「このままでもいけるんじゃないか」、高いスタンダード持つ私たちでもそう思える程いい状態のものには滅多に出会わない。このデイベットは滅多に出会わない「手を掛けなくてもいい状態のもの」ということです。

ビーチ材、そして角脚タイプ。貼られているゲタマシールを見ると、このものは相当新しいもの。だから、状態がいいのも肯けます。状態がいいと言えども、張地は汚れ過ぎていました。その汚れた生地を剥がし、今回使ったのはミナペルホネンのドップ（タンバリン）、座面はデンマークの老舗椅子生地ブランドのDanish Art Weavingのウール生地「Lima」。モールスキンぽい手触りのドップ、そして縮絨されたウール素材の座面、また黄色とグレーは相性抜群です。ウール生地、化繊との混紡ですが、ウール率は75%です。生地機能的にはウールそのものとお考え頂いて間違いありません。 耐摩耗テストも100,000マーチンデール（一般家庭用なら15,000もあれば十分です）と非常に高い数値を示す高級素材です。

肘置きクッションは買い付け時から付いていました。オリジナル仕様です。このクッションに使った生地は背面に使ったドップの余り生地。いい具合の取り都合で収まりました。このGE259にはクッションが似合う。行儀悪くごろんとする時にちょうどいい枕になる。また見た目の収まりに品が出ます。

とても大きな、そして重いものですので、搬入経路を重々にご確認下さい。分解してのお届けもできますが、組み立てをしてくれる配達ドライバーの組み立て技術が少し気になるところです。是非、分解せずに搬入できるということを前提にご検討下さいませ。