【送料無料】【正規品】ウェグナー CH29 カールハンセン&サン Hans J. Wegner Carl Hansen & Son
Wegner(ウェグナー)がデザインした椅子はCH24(「Yチェア」)だけではありません。実はWegnerがデザインしたダイニングチェアの中では一番座り心地がいいと、玄人仲間の中で話題の椅子がこのCH29です。1952年にデザインされたこの椅子、CH29は1993年にカールハンセン&サンが復刻しました。他のお椅子の方(Yチェア)がどんどん売れているので、国内倉庫スペースにはこのCH29を在庫しておくスペースがないのです。国内在庫がなくご注文を頂いてからお届けまで5ヶ月以上のお時間を頂戴してしまいます。本国デンマークに発注をして、現地で完成するのに約2ヶ月 程。本国から2週間に一度日本に向けて送られる20フィート(長さ約6メートル)の海上コンテナに乗せられ、大西洋、インド洋、日本海を経て、45日から60日にかけて西東京にあるカールハンセン&サンの拠点に到着します。その拠点で検品作業がされ、お店に配送され、お客様にお届けすると、5ヶ月以上はかかってしまうのです。
コンフォートマートは自信を持って言います。「5ヶ月以上待つ価値のある椅子」です。
コンフォートマートは北欧ヴィンテージ家具も取り扱っていますので、このCH29のヴィンテージ品も何度となく取り扱ってきました。買って頂いた方のほとんどの方にとって最初この椅子は「見たことがない」椅子です。でも、座ってみると、「わ〜、なんていい座り心地なんだ」となります。ヴィンテージ品(オーク材)でも15万円以上はしてしまう椅子なのですが、その座り心地に魅了され、「これ頂きます」とだいたいなってしまいます。ヴィンテージ品も品薄になってきている状況の中、新品(しかも、作っている会社は同じくカールハンセン&サン)を是非おすすめしたいと思っています。
なんだろ、『ソーバック』って?
ソーバック、日本訳は「木挽台」どの国にも(この日本にも)だいたいある、丸太を乗っける台のことです。その台に丸太を乗っけて、ノコギリ(『ソー』)でその丸太を製材するのです。唯一の自然資源が木であった日本やデンマークでは日常的に使われていた台、それがソーバック(Sawbuch)です。
木挽台はだいたい、写真のように台座が「X」に型取られています。これ「トラス構造」といって、お大きな橋(鉄橋)等がデザインされる構造と同じで、とても強固な構造体なのです。
もちろん、木工職人でもあるWegner(ウェグナー)の近くには大小さまざまなこのソーバックがあったはずです。リデザインの天才です、Wegnerは。この構造体からヒントを得た彼はいくつかの椅子のデザインをしています。そのうの1つがCH29なのです。余談ですが、私たちがよく会議室やミーティングルーム、そして体育館等でよく目にする折りたたみ椅子。あの椅子の原型はこの木挽台です(CH29はもちろん折りたたみはできません)。さらに余談ですが、ソーバックの「ソー」(『Saw』)はノコギリですが、そのあとのバック(『Buck』)って、なんでしょうか。「雄シカ」です。丸太を台の乗せた姿、西洋の人にとっては雄シカに見えるのでしょうか。
もともと、Wegner(ウェグナー)の椅子の名前にはよく動物が使われます。「ピーコック」(クジャク)や「オックス」(雄牛)とか。椅子にも脚があり、その上に身体(座面や背もたれ)が乗っています。この姿は、もう完全に動物なんですね。湾曲線で作られている人の身体をすっぽりと収めてくれるのはやっぱり、動物の湾曲線なのかもしれません。動物にその由来を持つ、椅子、しかもWegnerがデザインしてる、座り心地が悪いわけがありません。
木挽台を原型とするトラス構造であるが故の利点があります。「部品点数が少ない」。使う私達にとってはこれは「軽い」という利点に繋がります。トラス構造で作られるフレームはすごく軽いのです。でも、CH29に使われてる座面がそれなりに重量があるので、この部分でトラス構造が故の軽さが相殺されています。だから、「この椅子、軽いのです!」は言えません。もともと軽さを追求している椅子ではありません。トラス構造だからた部品点数が減り、たまたまフレームが軽くなったということです。だから、「普通の椅子の重さでありながら、普通の椅子よりも強固な椅子」というのがこの椅子のいいところなのです。
この椅子の座面に使われているウレタンは「モールドウレタン」(成型ウレタン)。このCH29の座面に型どられた金型にウレタン原料を入れて、その中で発砲させるやり方で作られるウレタンです。
1)普通のウレタンより密度が高い
2)反発力が高い
この2点について普通のウレタンよりとても優れています。
要は「少し硬くて、長持ちする」と考えて頂いて間違いないと思います。先ほど、「座面がそれなりに重い」と書きましが、普通のウレタンより密度が高いので、重さもその分増えてしまいます。だから、フレームは部品点数が少なく軽いのですが、この高級ウレタンがあるため普通の椅子と同じくらいの重量にまります。ちなみに、このモールドウレタン、製造費がとても高いのです。だから、簡単にどんな椅子にも使えるといった品物ではありません。CH29など、高額な椅子にだけ使われるちょっと嬉しくなる素材です。
この木、樹齢100年以上のホワイトオーク材、CH29に使われます。木に「HERSKIND」と赤い文字で書いてあるのがわかりますか?デンマークの土地の名前です。そう、CH29に使われる木はデンマーク、そして地続きのドイツからやってくるものがほとんどです。この一本の材料から何脚CH29が作れるのでしょうか。実は想像するよりずっと少ないのです。家具に使われる材料は特に白木のまま使われる家具に使われる材料は、相当質のよい場所じゃないと、表情が曇ってしまうからです。木本来ある、小枝の跡や傷、そしてシミなどは使うことはできません。そういった箇所をどんどん抜いていくと、実はこの大きな木の10%程しかCH29には相応しくなくなってしまいます。家具作りにはほんとに大きな「犠牲」が伴います。
CH29の製材、そして部品作りをしている会社はカールハンセン&サンの下請け工場です。
この工場、風車を使った自家発電で使う電気の100%を自力で賄っています。また、余った木材は工場内のエアコンのために燃やされたり、玩具メーカーに卸されたりと、ほとんど捨てることなく消費しています。CH29、ちゃんと作られています。
自然に畏怖を感じながら、多くの人の手を介して皆さんのお部屋に届くCH29、どんな雰囲気になるのでしょうか?
木挽台がWegner(ウェグナー)の手によってリデザインされたCH29、どうでしょうか、動物のようです。ピンと張った後脚、その上にある背もたれ、なんだかシカのツノも見えてきませんか。4脚あると、森の中で群れをなしてるシカに遭遇した気持ちになります。実にユニークです。ユニークですが、エレガントなんですね。その動物に例えたCH29、佇まいが勇ましく凛としています。こんな凛としたCH29を普通に使えるお家ってどんなお家なんでしょうか。想像しただけでもワクワクします。
5ヶ月以上、お届けまでに待たないといけないお椅子です。だから、納得いく仕様で注文してみませんか?
日本では誰も持っていないCH29を一緒に作りましょう。
まず、木の仕上げから。
国内在庫のものは基本、ソープ仕上げかオイル仕上げ。本国に注文すれば、これに加えて他の仕上げもお選びいただけます。
選べる材と仕上(塗装)
オーク材
カールハンセン&サンの商品の中で1番の人気仕様です。白木本来の美しさを最大限にお感じ頂ける美しい仕上げです。ただ、ソープ水を木に染み込ませ乾かしただけの仕様なので、木表面の保護についての効果は限定的です。水もしみます、汚れもついてきます。ですが、オーク材の凛とした雰囲気にはとっても相性がよく、材の経年変化が1番よくお分かり頂ける将来が楽しみな仕様です。
森の王様と言われるオーク材を、さらに金色に輝かせる素敵な仕上げです。オイルをオーク材に塗布すると濡れ色になります。その濡れ色が金色に見え、またしっとりとした雰囲気が出てきます。木表面の保護についてはソープ仕上げと比べ若干ですが、その効力は増します。ですが、ソープ仕上同様、素地に塗膜つ作らない「含浸タイプ」の仕上げとなりますので防汚という意味では効果は期待できません。オーク材をソープ色の白っぽいお色で使いたいのか、あるいはオイルを浸透させた少し濃い濡れ色にして使いたいのか、この判断に委ねられています。数年経った後のお色はソープ仕上と比べ、より濃いお色となります。
国内在庫品にはない仕上げです。「オイルのしっとり感が好き、でもオーク材をあの白木のまま使いたい」、こんなわがまま叶える魔法の仕上げです。オイルに白色の顔料が混ぜられている塗料を使います。これを使うと、しっとり感が残り、でも濡れ色にならない白木のまま。白木といっても、ソープ仕上げ程の白木にはなりません。普通のオイル仕上げと比べ、白木状態に見えるといった感じです。
ソープ仕上(左)、ホワイトオイル仕上(右)、並べるとよくわかります。ソープ仕上の方が明らかに白いですよね。
実は以前は、このラッカー仕上げが主流だったのです。時が流れ、「汚れを気にするより、自然の風合いだよね」という雰囲気になり、今では商業施設以外でこのラッカー仕上が使われることはほとんどありません。
オーク材, 4つの仕上げを並べてみました。さて、どの仕上げ好みですか。ご質問などがございましたら、お気軽にお尋ね下さいませ。
ビーチ材
お値段的には各仕様の中では最安値です。「ザ・白木」をお望みなら迷わず、この仕上げです。
ビーチ材本来の細いゴマのような点々と、ソープ仕上の白さとマッチして、「白肌美人」とでも形容できそうな美しさがあります。
ソープ仕上げですので、木の表面保護という意味ではあまり期待しないで下さい。
白木の材がオイルを塗布することにより、濡れ色になった状態です。ビーチ材特有の白い点々がソープ仕上げの時よりも目立つようになります。
ビーチ材のスムーズな表情が好き、そして濡れ色が好みとなればこちらの仕上げかなと思います。
オーク材のラッカー仕様同様、カールハンセン&サンでは昨今あまり選ばれない仕様です。ですが「汚れは嫌なんです!」という方にはもってこいの仕様です。塗膜は木肌を汚れから守ります。
選べる張地
張地は合計400以上の中からお好きなものをお選び頂けます。全てデンマーク現地在庫となっており、ご注文からお届けまで5ヶ月以上頂戴致します。お好きな張地をお選び頂き、到着を楽しみにお待ち下さいませ。
張地一覧
*以下のバナーをクリック頂き別のページで一覧をご覧いただけます。張地お貸出しサービス
張地お貸出しサービス
ご選択頂ける張地は400以上。すべてデンマークへ発注となります。お届けは5ヶ月以上先。お待ち頂く時間、そしてこれから使う数十年。これからお使い頂く時間の方が長いのは明らか。「早く欲しい」「もう欲しい日にちが決まってる」など、5ヶ月以上をそう簡単に待てる人が多くないのは重々承知です。
でも、やっぱり最高に気に入った張地をご選択頂き、その5ヶ月をお楽しみにお待ち頂きたいと思っています。
そこで、全ての張地をお貸し出しすることに致しました。
是非、特別な一脚をお誂え下さい。お貸出の期間は1週間が目処。ご注文の際の備考欄に「張地お貸出し希望」とお記し下さい。ご注文の際にお支払い頂く金額、お決め頂く張地によってはご変更の可能性があります。金額変更の場合、お支払い方法、そしてご決済の締め日等の関係でご変更方法に違いがあります。ご変更方法(追加料金の場合、ご返金場合ともに)、生地決定の際にお知らせをさせて頂きます。
気になるの生地決定のために遅れる納期。ご安心ください、生地決定が1週間や10日遅れたとしても、通常、長い納期(5ヶ月以上)に変更はありません。
*ご注文前のお貸出しは行っておりません。
*ご返却の際は同封させて頂く着払い伝票にてご返送下さいませ。
価格
ご希望の材/仕上、そして張地のコンビネーションで価格が変わってまいります。一番経済的なビーチ材ソープ仕上ファブリグループ1の税込143,000円から一番お高いオーク材ラッカー仕上レザーグループCの税込229,900円まで、大きな価格のバリエーションがございます。
このページの表示価格は「ビーチ材ソープ仕上ファブリグループ1」の税込143,000円となっております。ご注文の際にお選び頂くオプションにより価格が変わってまいります(ショッピングカートでご確認頂けます)。予めご了承下さいませ。
上記は1脚あたりのお値段です。ビーチ材には「ホワイトオイル仕上」のオプションがございません。送料は無料となっております。
オススメの張地(本革)
CH29には布、そして本革と多彩な表情をした張地をお選び頂けます。ですが、CH29には本革がよく似合います。その本革の中でも、「SIF(シフ)」というアニリン染め(染料染め)はいかがでしょうか。本革そのままの表情があり、経年で表情が変わってきます。何世代もお使い頂くことになるCH29、変化する張地の表情も次の世代に残していきませんか。SIFの他、「Thor(トアー)」というセミアニリンのレザーも様々な色が用意されていますが、こちらの革は経年でそれほそ変化のある革ではありません。「自分色」になっていく「SIF」、お値段は一番高いですが、是非ご検討下さい。
■Thor(トア)セミアニリンレザー
自然な風合いを持つセミアニリンレザー。表面には薄いコーティング加工がほどこしてあります。
比較的均等な表面を持つ皮を選び染色した後、表面の色合いが均一になるように薄く色を塗装。そして最後に薄く表面にコーティングがほどこしてあります。
ここちよい肌触りをもつものの、通気性に少々劣ります。THORの長所は手入れが比較的簡単な上、汚れやしみがつきにくいということです。また日光による退色にも比較的強い抵抗力をもっています
皮革本来の風合いを求めつつ、できるだけお手入れの手間を軽減したいご家庭に適した皮革です。
310 オフホワイト |
325 ライトキャメル |
307 キャメル |
306 ブラウン |
377 ダークブラウン |
332 レッドブラウン |
350 ダークブルー |
390 ホワイト |
300 アイボリー |
359 チャコールグレー |
301 ブラック |
■Sif(シフ)アニリンレザー
フルグレイン、アニリンレザー。表面コーティングをまったくしていない皮革です。
最高級の皮のみをセレクトして使用しています。染色はなめしの段階で行われ、表面への顔料塗装、およびコーティングはされていません。このため皮にもともとあった傷跡やシボが残ります。
最高の触感をもつ皮革です。通気性に優れ、表面は皮革そのものの自然な風合いを残していますが、もともとの皮にあった傷やシボも残ることになります。
ナチュラルや明るめの色の場合、時と共にすばらしい艶が出てきます。しかし同時に汚れやしみがつきやすいということも考慮する必要があります。ダーク色の場合、日光の影響で退色することがあります。
最高級のクオリティとコンフォートを求め、時と共に皮革が美しく変化していくのを楽しみたい方々にお勧めできる皮革です。
90 ナチュラル |
95 キャメル |
91 モカ |
92 ブラウン |
93 レッドブラウン |
98 ブラック |
張替
耐久性の非常に高いモールドウレタンを使用しているといえども、やはり経年でウレタンはヘタレてきます。また生地への汚れも目立ってくるかと思います。生地への汚れは目立ってきますが、磨耗して破れてくるということは、CH29に採用されている生地の品質を考えた場合そうありえることではないと思います。ただ、将来的には(おそらく使い初めて15年以上も先の話)、「張替をしたいな」と思う時期がくるかもしれません。そんな時でもカールハンセン&サンとコンフォートマートは皆さまに寄り添います。有料となりますが、張替のご要望にも柔軟にご対応をさせて頂いております。価格や納期等はお気軽にお尋ね下さいませ。
サイズ感
椅子のサイズは数字表示。実際に座った時、その数字が視覚的にどのようなサイズ感になるのかご確認下さい。
また、お座り頂き、姿勢を変えた時にどのような足付感になるのかも合わせてご確認下さい。
お手入れ
■本革
極度に乾燥したり、湿度が高い場所でのご利用はお避け下さい。乾燥が進んだ場所でのご利用は、本革のひび割れや不自然な変色の原因になります。また湿度の高い場所でのご利用はカビの原因になります。ひび割れやカビが発生した本革の修復は不可能です。お気を付け下さいませ。普段のお手入れは基本的には不要です。よくお使い頂くことで、革がしなやかになり、自然な経年変化をお楽しみ頂けます。お使い頂くことで、本革は伸びます。お使い始めの頃は伸びた後はもとの形も戻りますが、長年お使い頂くと、伸びたままの状態となります。その表情も経年変化の普通の表情としてお使い下さいませ。
ThorそしてSIf共に、自然な風合いが残る革です。特にSifは革本来の表情がそのまま残っておりますので、お手元に届く革に小さな傷やシミ等がある場合があります。許容範囲としてお考え下さいませ。
汚れが付きクリーニングが必要な場合は以下の通り、家具用のソープフレークを熱湯に溶かしてご使用になることをお勧めします。
*時間が経った汚れは除去することはほぼ不可能です。汚れが着いたらすぐに行動して下さい。
1.1リットルの水に対し50mlのソープフレークを使用してください。かき混ぜてソープフレークを完全に熱湯に溶解させます。
2.ソープ溶液が室温に冷めたことを確認してからお手入れを開始します。柔らかい布にソープ溶液をつけ塗布してください。お湯に溶解したソープ溶液のみを使用してください。また、布を軽く絞って溶液を塗布し皮革がびしょびしょになるような状態にはしないでください。
3. 乾燥後やわらかい布で拭いてください。
■ファブリック
CH29に採用されている生地の全てはウールが主組成となっている高級生地です。ウールはもともと、その他の素材と比べ汚れに強く、耐久性が高いとして昔から家具によく使われています。ですので、化繊の生地と比べ格段に汚れには強いとお考え頂いて問題ございません。ただ、完全に汚れないわけではございません。
普段のお手入れはぎゅっと絞ったフキンで軽く拭いて下さい。そして汚れが着いた場合は、こすらず、乾いた布で叩いて拭き取るようにして下さい。乾いた布で取り切れない場合は、湿らせた布で叩き拭きをお願いします。それでも取れない場合は家庭用の中性洗剤を30倍程に薄めて頂きそれでフキンを湿らせ叩き拭きをお願い致します。その後はその洗剤が布、そしてウレタンに残らないように水で湿らせたフキンで洗剤を叩き拭きで除去して下さい。
■木部
極度に乾燥したお部屋や、直射日光が長時間当たり続ける場所や、そして湿度が著しく高いお部屋でのご利用はお避け下さいませ。椅子に歪み、ガタつき、割れが発生してきます。これらの症状につきはてはメーカーからの保証の対象外となりますのでお気を付け下さいませ。
木製家具に適した湿度は 30 −60 %と言われています。お椅子のためにいつも湿度を気にしなければいけないことはないと思います。本来この湿度は人にとっても過ごしやすい湿度です。お使いの皆様が過ごしやす環境で生活すると椅子も喜ぶと思います。
【ソープ仕上げ】
普段のお手入れは乾いた布で汚れを拭き取り程度で問題ございません。お買い求め頂いてから数年は年に数回ソープ仕上げをし直してあげることにより、ソープ仕上げ本来の姿をお楽しみ頂けるとかと思います。ソープ仕上げは塗膜を作らない、木の導管にソープ水を染み込ませそのまま固まらせる考え方で、塗膜を作る塗装よりも水気や汚れに対して耐性が弱いです。ですが、ソープ仕上げを繰り返すことで、導管にソープ水がさらに染み込みこと、そして少し導管から溢れ出したソープ水が薄い塗膜をつくるようになるので、最初買って頂いた状態よりさらに水気、そして汚れに対して耐性が上がります。
ソープ仕上げの家具のお手入れは以下の手順で行ってください。
- ソープを塗布する前に、研磨用のスポンジ、または目の細かい(180、または240番)で木部を軽く研磨してください。
- 柔らかい布またはスポンジでソープ溶液を木部に塗布してください。必ず木目に沿って塗布してください。
- 10分ほど放置してください。
- 余分なソープを、ぬるま湯につけよく絞ったきれいな布またはスポンジで拭き取ってください。
*住宅用洗剤、食器用洗剤は絶対に使用しないでください。 - 家具をよく乾燥させます。
*ソープで仕上げられた家具をさらにオイル、ワックスなどで仕上げる必要はありません。
ソープ溶液を施すと木材の表面が毛羽立つことがあります。研磨用のスポンジ、または目の細かい(180 、または240 番)のサンドペーパーで木目に沿ってなめらかになるまで全体をよく磨いてください。必ず木目にそってサンディングしてください。研磨後もう一度ソープを塗布してください。
お使い頂く「ソープ」ですが、市販の純石鹸(石鹸素地95%以上)をお使い下さい。そのバー石鹸をカッターでフレーク状にして頂きお使い頂くか、市販ですでにフレーク状にしたものが販売されていますので、それが便利かもしれません。
【オイル仕上げ/ホワイトオイル仕上げ】
オイル仕上げのもの、そしてホワイトオイル仕上げのもの、共にソープ仕上げと同じで表面に塗膜を作りません。導管へのオイルを染み込ませ、固まらせるタイプです。そのため、塗膜がある塗装に比べ、水気や汚れに対する耐性は劣ります。ですが自然の風合いと手触りは塗膜がある塗装に比べ断然優れている塗装です。普段のお手入れは乾いた布で汚れを落とすだけで結構でございます。ソープ仕上げと同じで何度もオイル仕上げを繰り返すことで、水気そして汚れへの耐性が上がりますので、買ってすぐは年に数回のお手入れをおすすめします。その後は年に一度程度で問題ないかと思います。
ソープ仕上げの家具のお手入れは以下の手順で行ってください。
- ぬるま湯にきれいな柔らかい布を浸しよく絞ります。この布でまず木部全体をよく拭きます。その後よく乾かしてください。
- オイルを塗布する前に、研磨用のスポンジ、または目の細かい(180、または240番)で木部を軽く研磨してください。
*オイルの塗布にはきれいな柔らかい布またはスポンジを使用してください。木部に直接オイルをふりかけないでください。 - 木目に沿って木部にオイルを塗布してください。木部全体にオイルを均等に塗布するようにしてください。
*乾燥しやすい時期(冬)はエッジの木口部分にはオイルをより頻繁に塗布し、乾燥を防いでください。これにより乾燥を原因とするひび割れ等の破損を予防することが可能です。 - 2時間ほど放置し乾かしたのち、きれいな乾いた布で余分なオイルを拭き取ってください。
* 椅子についた小さな傷は研磨して修理することが可能です。研磨用のスポンジ、または目の細かいサンドペーパーを使用し、必ず木目に沿って磨いてください。研磨後、きれいな柔らかい布で表面のダストを取り除き、上記の方法でオイルを塗布してください。
*ご注意:オイルが付着した布やスポンジは自然発火する危険性があります。ご注意下さい。オイルが付着した布、スポンジ、紙は必ずメタルまたはグラス容器に密閉し自然発火しないように保存してください。また破棄に際しても同様です。
【ラッカー仕上げ】
ラッカーで仕上げられた家具のお手入れはシンプルで簡単です。日常のお手入れはぬるま湯につけよく絞った、柔らかい布で拭いて頂くだけで結構です。ラッカーで仕上げられた木部表面は、ソープやオイルで仕上げられた木材のようには直射日光の影響を受けませんが、塗料は黄変していきます。ですので、ラッカー仕上げがされている家具はソープ仕上げの家具よりも黄色っぽくなっていくのが通常です。黄変してもだいたいは問題ございませんので、そのままお使い下さいませ。
塗膜があるラッカー仕上げでも長時間の水気の接触は苦手です。濡れた雑巾を1日放置したり、あるいは水気のあるコップをずっと置いていたりすると表目に白化現象が起き、塗面が白くなってしまうことがあります。白化してしまった箇所はもうもとには戻りませんのでお気を付け下さいませ。
何年もお使い頂く塗装の劣化が目に余る状態になってきましたら、ご相談下さいませ。有料となりますが、再塗装のお手伝いをさせて頂きます。
*住居用洗剤や化学薬品は使用しないで下さい。
カールハンセン&サンがデンマーク国内ですべて作っています。
【カールハンセン&サンについて →】
日本国内と同じように海外から安価な家具が大量に輸入され国内の家具製造業は非常に厳しい状況です。ほとんどの家具製造メーカーは製造コストの安い地域へと工場を移転しています。ですが、カールハンセン&サンは「デンマークで作り続ける誇り」を持ち続けるため今日においてもデンマーク国内でがんばっています。
保証
構造体(強度、構造体にかかわる破損) 5年
外装、表面の仕上 (塗装及び樹脂部品の変色、退色)1年
上記保証は初期不良(お届けして1日以内に出る不良)を除きまして、基本的には商品の往復送料はお客様のご負担となります。ですが、不良箇所の詳細をお聞きかさせて頂き、初期不良に準ずる場合は私共の負担で全て保証させて頂きます。
以下の原因などにより不具合は保証対象外となりますのでお気を付け下さいませ。
- ご使用に伴い生じる自然消耗、汚れ、傷、等。
- 直射日光、冷暖房器具の熱などで生じた変形、変色。
- ご購入後の移動、輸送により生じた故障及び破損。
- 製品の目的以外のご使用、及び修理改造などにより生じた故障、破損。
- そのほか不適切な取り扱いおよびお客様の不注意により生じた故障、破損。
- 機能上、および使用上影響のない感覚的現象(音、振動等)。
- 地震、風水害等の天災および事故、火災により破損、不具合等。
- 組立式製品の場合、組立、設置おようび使用方法が正しく行われずに生じた故障、破損。
保証を受ける上での注意事項
・修理内容等に関しましては全てカールハンセン&サンジャパンの判断によるものとなります。場合によりましては有償修理または修理不能とさせて頂く場合もございますこと、予めご了承下さいませ。
・製品によっては国内に部品の在庫がなく該当部品の輸入に3〜5ヶ月ほどかかる場合があります。
納期
ご注文のお品はすべて本国デンマークへの注文となり、お手元に届くまでに5ヶ月以上かかります。メーカーより日本到着の連絡がございましたら、お届け日のご相談のためご連絡をさせて頂きます。
ご注文の際システム上、お届け指定日をご指定頂けますが、お届けご指定日は空欄のままでお願い致します。
受注発注品となりますので、頂きましたご注文は一切キャンセルが不可となります。お気を付け下さいませ。
【お届け方法/お届け日時指定】
通常の宅急便にてお届け致します(玄関先渡し)。大きなお荷物となりますことから、配送トラックの物量によりましてはご指定頂くご希望のお届け日、そして着時間帯に届かないことがございます。予めご了承下さいませ。
代引き不可商品
代引でのお支払いができない商品となっております。
返品・返金
お客様都合のご返品、ご返金は承っておりません。発送させて頂くお品は全て検品させて頂いております。不自然な打痕やがたつきがあるお品ついては事前にメーカーと連絡を取りながらお客様にお届けする前に未然に防いでおります。運送途中の事故などで発生します不具合につきましては、交換にてご対応をさせて頂きますが、商品の調達にお時間を要しますこと、予めご了承下さいませ(デンマークからの取り寄せ交換となるため5ヶ月以上かかる場合がございます。予めご了承下さいませ)。
御注文前に必ずお読み下さい
- 本製品は天然木を使用しているため商品により一点一点の木目・質が異なります。持ち味としてご理解下さい。
- ご利用のモニターの設定により、色・素材の見え方などが実際の商品と多少異なる場合がございます。
- 本革には自然な「シボ」、そして小さな「傷」や「シミ」が入り事があります。天然素材としてご理解下さいませ。
- 本来の用途以外では使用をしないでください。
- 上記を理由とする返品・交換はお受けできません。
- 開梱・組立・設置等に関しましては承っておりません。予めご了承下さい。
- お使いの前には、必ず商品に付属しております、商品説明書をご一読下さい。
- 一旦御注文を頂いた商品については事前のお約束がない限りキャンセルをして頂く事ができません。予めご了承下さいませ。