ロングセラーである所以

当店ではもう15年以上もこのロビーチェアの販売を続けています。各メーカーから新しいモデルが毎年発表される中でも、ずっと一定の人気を保っています。デザインされたのは1968年。当時設計されたおうちの殆どんには「応接間」（客室）が設計され、その客室へお客様を迎え入れるためにと、多くの方々がこのロビーチェアを選びました。当時の日本の高度成長はそれまで床での生活が主であった私達を、椅子を使った生活へと導いてくれましたが、多くの家具メーカーはこういった新しい生活のための家具をそれほど多くは揃えていなかったのです。

多くのご家庭に選ばれたロビーチェア、同時に事務所等、会社の応接用としても多く選ばれました。今でも、テレビドマラに出てくる会社の事務所シーンにはよく、このロビーチェアが使われています。

1960年代、そして70年代に家庭用にと多く選ばれたロビーチェアは、ライフスタイルの変化、そして他メーカーからの攻勢で、販売数が減っていきます。ですが、会社の事務所や、或いは喫茶店等で選ばれたロビーチェアはあまり数は減らず、そしてまた不特定多数の方々の目に触れるという場所で多く使用されたということで、なんとなく薄っすらと私たちの記憶に残るソファになっていきました。また、一番売れたのが昭和の時代ということもあって、「昭和時代によくあった形」という具合に私たちの記憶に止まりました。

時代が流れ、目新しいソファがどんどん発表される中、選択肢だけがどんどん増え、「どのソファがいいんだろうか？」と目移りする私たちの目に飛び込んで来たのが、「昭和のスタンダード」です。昭和という時代、今の時代よりも少しだけ時代の流れが遅く、また日本がサービス業へと産業移行する前のその時代、ものつくりにはたっぷりと時間が掛けられ、日本品質が「世界一」であると世界が認める礎を人々が作った時代。そんな時代に作られ、そして作り続けられていたロビーチェアはソファ選びを悩む人々の前に救世主として現れました。

そして、実際に座ってみると、想像以上の座り心地、そしてカリモクが切磋琢磨して築き上げた技術が感じられ、その評価は口伝え、そして様々なメディアで広められ、昭和のスタンダートはロングライフデザインという名称が付けられ、私たちの記憶を塗り替えていきました。こうして、ロビーチェアは今尚、多くの人々を魅了し続けています。

ずっと座っていられるソファ

Sバネ構造を採用した座面の上には、約8cmのウレタンクッション「ニューモールドフレックス」が置かれています。2007年9月から採用された、硬めの座り心地を提供するこのウレタンは、海外高級ソファのものと同種です。「海外のソファは柔らかい」というのは一昔前の話で、現在では「硬め」のソファが主流となりつつあります。カリモクでは長年の研究結果を踏まえ、モールドウレタンに工夫をこらしています。

コンパクトサイズながらゆったり座れる

コンパクトなサイズながら、アームや背もたれを薄く仕上げることで、実質の座る面積を広くとっています。大きな大人がゆったりと座れる余裕があります。奥行は一般的なソファより深いので、小柄な方はクッションを用意いただくといいかもしれません。

ロングライフだからシートだけの購入が簡単

「スタイルが変わらない本物だからずっと使いたい」。それでも、長年使っていれば、シートの交換は必要になってくるもの。買い替えて新しいものを手に入れる前に、そのシートの交換をまずはお考え下さい。普通のソファならややこしいシートだけの購入もお手軽にして頂けます。どのタイプのロビーチェアのシートも対象です。シートの交換が必要なったら、お気軽にお声掛け下さいませ。納期約5週間。

ロビーチェアについて

カリモク60について

カリモク60張り地詳細

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